Top > 情報処理技術者試験の覚書き > QC検定2級 > QCストーリー、問題解決型と課題達成型
過去の問題解決事例を分かりやすく説明するための報告書の構成であったが、問題解決のためのアプローチとして用いられるようになり、問題解決型QCストーリーと呼ばれるようになる。その後、既存業務の改善、新規事業の創造を行うにあたり対なる形として、課題達成型QCストーリーが開発された。
手順 | 問題解決型 | 課題達成型 |
---|---|---|
1 | テーマの選定 | ← |
2 | 現状の把握と目標の設定 | 攻め所と目標の設定 |
3 | 活動計画の設定 | ← |
4 | 要因の解析 | 方策の立案 |
5 | 対策の検討と実施 | 成功シナリオの追求と実施 |
6 | 効果の確認 | ← |
7 | 標準化と管理の定着 | ← |
8 | 反省と今後の対応 | ← |
問題点の原因を見つけて解決していく手順
現場の多くの問題は、問題解決型QCストーリーに従って取り組めば、短時間で効率よく解決できる場合が多い。
問題解決そのものをストーリー通りの手順にそって行うと問題解決が図れることから、知られるようになった。
新規の事業への対応、現状の改善を行う場合、従来の問題解決ではアプローチが困難な問題を解決する為の手順
今までに経験のない仕事で、改善活動を実施しても、これまでのやり方では改善できないような問題を対象とする。
1~7の各ステップは主に、新QC七つの道具を利用する。親和図法、連関図法だけで課題達成が可能の場合もある。